こんにちは!だいにち堂代表の皆川 和恵(みながわ かずえ)です!
社内では「社長がいるとすぐにわかる」とスタッフから笑われるほど大声の私(笑)。お客様の健康を応援する企業として、自分たちが元気じゃなくちゃはじまりませんから!太陽のように明るく、お客様の「健康」を照らす存在であり続けたい―それが「だいにち堂」の由来です。
私が健康を何より大切に考えはじめた原点は、家族です。三歳の時、父がガンで亡くなり、母は女手ひとつで姉と私を育ててくれました。16歳で家を飛び出し、親のありがたみがわかったのはずいぶん後―私自身が結婚、出産を経験してから―でしたが、だんだん、父のように病で苦しむ人、家族を亡くして悲しむ人を一人でも減らしたい、という想いが強くなっていきました。
だいにち堂を創業する前-健康食品の会社で働いていた頃、私はお客様応対だけでなく、経理に販売促進の企画と、様々な業務に携わらせてもらうことができました。たった一つ、商品開発を除いて。
商品開発は専門の部署が行い、私はその売り方を考える役割でした。もちろんつくり手には商品に込めた想いがあったのですが、私にとっては与えられた商品。後から「誰に売るか」「どうやって売るか」を考えるなんて、順番が逆なんじゃないの?という疑問がふつふつとわいてきたのです。
お客様の声を聞き、健康の不安やお悩みを知って、解決するための商品開発が本来あるべき姿。そうでなければ、自信を持っておすすめすることもできません!
商品開発にあたり、いろいろな文献を調べていくと、どんなに厳選した成分も100%体に吸収されることはないとわかりました。栄養成分の力をうまく摂り入れるには、吸収率を上げる必要がある―そこでたどり着いたのが「発酵」でした。
味噌や納豆などの発酵食品に代表されるように、「発酵」は旨みや保存性を増すだけでなく、素材が持つ栄養価を高めたり、人間の体に役立つほかの成分に形を変えたり、酵母など微生物の力で消化しやすくする力があります。
「私の目指すサプリメントをつくるには、『発酵』しかない!」
夢中になって調べ、いつの間にかすっかり「発酵オタク」になっていました。
発酵飲料など様々な商品の開発を経て、ようやく私は「夢のサプリメント」の開発に着手することにしました。ひとつは、元気素材である「にんにく」を発酵させて「黒にんにく」にした上、もう一段階発酵熟成を進めて「黒にんにく酢」にするというもの。もうひとつは、健康素材として大注目の「ごま」を発酵させたサプリメントです。
抗酸化力の強い「にんにく」や、脂分と糖分が多い「ごま」の発酵は難しく、当時取引のあったどのメーカーさんでも不可能でした。
だいにち堂は2014年、東京にあった本社を長野県・安曇野へ移転しました。きっかけは、2008年の夏。反抗期真っ盛りの娘との距離を縮めようと、ここで開催される花火大会に誘ったことでした。夜空に次々と打ち上げられる花火に感動したのもつかの間、旅館に戻ると娘は部屋の隅っこで黙々とゲームをはじめ、私とは口もきいてくれなかったのですが…。
翌日、不思議なことが起こりました。中心街から少し足を延ばしてドライブしていた時のことです。急な曲がり角を抜け視界が開けると、目の前にアルプスの山々と、鮮やかなひまわり畑が一面に広がりました。あまりの美しさに、言葉もなく娘のほうに目をやると…それまでずっと、ピリピリと張り詰めていた表情が、やわらかく優しいものになっていたんです。
以来、私はこの土地の持つ不思議な力に魅せられてしまいました。
住んでみると、冬はお風呂がカチカチに凍って冗談じゃないくらい寒いし、夜は街灯ひとつなく真っ暗。この上なく不便ではありますが、東京にはないものもたくさんあります。
朝は日の出とともに畑に出て、日が沈めば家に帰る。春先になれば、チューリップや水仙がどこの庭にも植えられ、ひと手間かけて四季を楽しむ心の豊かさを感じます。東京での、一分一秒を争うような暮らしが当たり前じゃないんだと気づかされたのは、がむしゃらに働いてきた私にとって、大きな発見でした。
この豊かな土地で育った農作物はもちろん、ゆったり流れる時間や空気も一緒に、全国の皆さまにお届けできれば、とてもうれしいです。
原材料から製造方法、そして実感まで、トコトンこだわり抜いてつくられた商品には、スタッフのファンも多数。入社後の研修で商品の勉強をすると、皆「自分も飲んでみたい!」と思っちゃうんです。
愛飲者でもあるスタッフが、「どうすれば飲み忘れを防げるか?」「実感しやすいタイミングや粒数は?」などなど、自分自身の体験をもとにお客様にアドバイスしています。お悩みや気になることがあったら、お気軽にご相談くださいね。
「お客様とだいにち堂」よりも、「人と人」としての関係でありたい―。
お一人おひとり、生活環境も健康状態も、考え方だって違うお客様に、マニュアル通り、誰でも同じ対応をしていては失礼です。「今話しているのが、自分の家族だったら?」いつもそう考えて、真剣にお話を伺い、誠心誠意お応えするのがだいにち堂のモットー。(商品のお話に留まらず、ついつい世間話に発展してしまうこともしばしばです…。)
もちろんお電話だけでなく、お便りをくださったお客様には、スタッフ皆で心をこめてお返事を書いています。