column 発酵食「野沢菜漬け」のチカラを借りる。山間に生きる長寿の知恵。 column 発酵食「野沢菜漬け」のチカラを借りる。山間に生きる長寿の知恵。

ここ安曇野でも
野沢菜漬け歴55年の
元気パワーを
発信している方がいます。

平林 和子さん 79歳

平林 和子さん 79歳

安曇野市在住。野沢菜漬け歴55年。「生涯現役」をモットーに農作業やグランドゴルフ、社団法人の理事など日々、精力的に動くことも元気のヒケツとか。

ここ安曇野でも
野沢菜漬け歴55年の
元気パワーを
発信している方がいます。

その方こそ野沢菜漬け歴55年の平林和子さん79歳です。

「お菜漬けはお義母さんから教わったの。若くしてお嫁に入ったから、色々と料理のこと習ったのよ」と平林さん。お菜とは野沢菜のこと。「多い時は1斗樽を2つ分程度漬け込んでいました。お菜漬けは毎食、食べてましたよ。発酵食は元気のかなめ。今なお現役でいられるのは、お菜漬けなどの発酵食があってこそだと思います」。話しながらも手を休めず、姿勢よくしゃんしゃん動き回る姿を見れば納得の言葉。

なるほど、野沢菜漬けをはじめとした発酵食は医者いらずのアンチエイジング食でもあるんですね。「私はね、生涯現役を目指しているんですよ。同じ想いの方がまわりに多くて、私より年上の方も元気に農作業しています。私もがんばらなくちゃと発破がかかりますね」。長野県が長寿で有名なのはけっして偶然ではなく、故郷に受け継がれた食生活、健康へひたむきさがもたらした確かな結果。「長野の恩恵を皆様にもお届けしたい」と改めて感じた取材となりました。