Wisdom of food cultures 食と知恵
Wisdom of food cultures 食と知恵
お箸が教えてくれたこと。 お箸が教えてくれたこと。
足りないものは、自然が知っている。 足りないものは、自然が知っている。

自然のリズムに耳をすませると
わたしたちに足りないものがわかる。

ここで発酵文化が発達してきたのはきっと
人間の体内のバランスを整えるのには、
新鮮な野菜だけだと
ちょっと足りないよと
自然が教えてくれたから。

必要が工夫を生み、知恵になる。
何気なく食べていたものにも目には見えない工夫と知恵がある。

必要が工夫を生み、知恵になる。
何気なく食べていたものにも
目には見えない工夫と知恵がある。

安曇野をはじめ長野県は澄んだ空気、清らかな水、日照時間の長さなど美味しい農作物が育つ環境がそろっています。
しかし、冬は雪深く、作物が育ちづらいこともあり、食文化が発達してきました。
味噌にしても漬物にしても、発酵による保存という方法が随所にみられます。
発酵は保存だけでなく、健康にもいいことがわかっています。
栄養価が大幅にアップしたり、乳酸菌による恩恵がうけられたりと、長野県の長寿は発酵食品に支えられているといっても過言ではありません。

自然の恵みを大切に、そして、おいしくいただくため、日本人が長い時間をかけて育んできた食の知恵「発酵」

自然の恵みを大切に、
そして、おいしくいただくため、日本人が
長い時間をかけて育んできた食の知恵「発酵」

お味噌もお醤油も、材料や手順は同じなのに、その土地の風土や作り手によって味が大きく変わっていきます。
どうすれば食物の力を引きだせるのか、五感をとおして発展させてきたその知恵の恩恵をいただいているのですね。
発酵によって保存がきくようになるだけでなく、栄養価が高められ吸収率もあがる。
そう、科学が明らかにしてくれました。
でも、それだけではなくて、家族みんなで、長く、美味しくいただくために工夫を重ねてきた、食を思う心を、風土とともに守り伝えていくことが必要だと考えています。